六階の探索を開始。する前にクエストをいくつか引き受けておく。

 探索開始早々に、すばやい動きの獣と遭遇する。どんどん逃げてゆくのでフラフラついて行くとランダム遭遇。あっさり一ターンキルで前を見ると、おや、FOEがいる。
 バックアタック成功! あっさり獣の皮をゲット。
 そのまま調子に乗って探索を続けると、振り返ったそこにはFOEが! どうやら地図に表示されないシノビFOEだそうですよ。とりあえず問答無用で殴りかかってみる。
 バックアタック成功! したけど……カボチャ固いよ! 咲耶の通常攻撃はおろか、春歌の火の術式すら弾かれる。属性防御が高いらしく、軟身もまったく効果なし。そして殴られる千影。
 チャーンス! ペイントレードの出番ですよ。
 その後のカボチャは、なぜか呪いしか使ってこない上に一度も成功しなかったおかげで、千影のTP全部と引き換えになんとか打倒。危うしあやうし。
 袋小路に近づくと、枝の向こうに魔物がいるのを見つける。どうやらアリ塚のようなものを壊して蜜を舐めているらしい。魔物が立ち去るのを待って近づいてみる事にする。
咲耶「蜜があるみたいやけど……魔物が舐めていたものやし、何よりここは世界樹の中や。人間にとっては毒ゆうんもあるかもしらん」
テムジン「ふがふが」
咲耶「テムジンはええ子やね。もって帰って調べるまではおあずけや」
亞里亞「こ〜れ〜あ〜ま〜い〜の〜」
全員「!?」
咲耶亞里亞! あんた何舐めてるん! もうちょっと我慢せな、ていうかパンダ以下かい!」
 亞里亞の体力が回復した。
 その後も木の実を拾い集める春歌が罠にかかったり、うっかりカボチャと遭遇して全滅したりしつつ六階をあらかた探索する。
 そして七階。これが噂のダメージ床か。確かに移動床に見える罠。とりあえずダメージ床を避けまくって探索。構造的には、ダメージ床を踏まずに探索し続けることは可能らしい。ただし、隠し通路や宝物を見逃す公算は大きい。
 この階のFOEはサルか。ははは、術式の有効なサルなどちょっとダメージが大きいだけのザコよ! そして即行でガス欠に陥る春歌。全力全開は伊達じゃない。
 八階へ上る階段の前で、情報を集めたほうが良いといわれる。公宮で話を聞くと、サラマンドラがいるらしい。……火か! 大爆炎まで覚えた春歌は、さらなる火力を求めて核熱の研究を始めたわけですが、どう考えても覚えるのが間に合うとは思えない。これで当分はお荷物と化すわね。いっそ葉鐘ちゃんを復帰させようかしら。
 というわけで編成を変えて、前衛を咲耶、葉鐘、テムジン。後衛に千影と亞里亞というパーティーに。なんという力押し。
 それにしても、かみつき草の不意打ち率の高さは異常。
 ぎゃあ! 春歌を置いてきたらヨロイリュウとか出てきたよ! ……あんまり強くなかった。
 ぎゃあ! いきなり森林の破王とか出てきた! 出会い頭にFOEは最悪だ。かろうじて撃退したものの、やはり決定打にかけるパーティーでは辛い。ここ一番の決め手となるのが、千影のペイントレードというのは、あまりにも博打過ぎる気がしてきた。
 咲耶は見た! 森林の破王はこちらが特定ポイントに踏み込むと出現なのか。道理でいやらしい位置に現れると思った。
 ぎゃあ! またしても森林の破王。しかも避けようとしたらランダム遭遇で捕まった上に乱入された。多大な犠牲を払いつつも、全滅だけは免れましたが。具体的には宿屋に泊まらないとリザレクションが使えないので、前列が倒れたまま一泊。
 ……春歌を外してから調子が悪いなあ。やっぱり葉鐘ちゃんではダメなのか? もしくは、春歌のリアルラックが高い。
 ……八階に行くたびに、森林の破王と戦って満身創痍で帰ってきてるんですが。ひどすぎる。
 というわけで、火の術式が効かなくても春歌を連れて行く事に。
 ……え? サラマンドラ動くの? とりあえず様子を見ようと思って隣まで歩いていったら、問答無用で黒こげにされたよ!
 というわけで、今度はうまくおびき寄せて羽毛ゲット。さて、あとはゆっくりレベル調整でもしましょうか。
 ちまちまマップを埋めつつクエストをこなしていたら、下りてくる魔物の一団に教われましたよ。そして役立たずの春歌。具体的にはペイントレード最強。
 う……九階の探索中に馬と石二体の不意打ちで、テムジンと亞里亞が石化。春歌が戦闘不能になる。かろうじて撃退したものの、うっかり糸を買い忘れていたという事実……。果たしてパーティーの運命やいかに!
咲耶「これはあかん。絶体絶命や」
千影「こんなことも……あろうかと……」
咲耶「それは秘蔵のテリアカβオールやないか!」
千影「亞里亞……が……動ければ……春歌も……」
咲耶「さすがや、千影! ほんま頼りになるなあ」
テムジン「ふがふが……(それなら何で糸を用意しないのかと……)」
 斥候用の長靴まで使って、最短距離を走破して街へ帰還。危うしあやうし。
千影「ふふ……備えあれば……憂い……なしだね……」
テムジン「ふがふが……(だから何で糸を……)」
亞里亞「誰〜か〜寝〜て〜る〜の〜」
咲耶「……ほんまや。こんな物騒な樹海の中で、よく暢気に寝られるなあ」
春歌「寝てる衛士なんて、叩き起こせばよろしいのですわ」
千影「待ちたまえ……アレを……」
亞里亞「た〜か〜ら〜も〜の〜?」
咲耶「あ、あかん! いくら重そうな巾着をブラ提げて無防備に眠り込んでるんが悪いゆうても、泥棒は泥棒や。私の目の黒いうちは、そんなんさせへん」
テムジン「ふがふが(魔が差しますか?)」
咲耶「パンダの分際でうっさいわ!」
千影「……後悔……するよ……」
咲耶「あかんったら、あかん!」
春歌「それにしても、見事に熟睡してますわねー。(ボボボ……)」
咲耶「春歌っ!! 火はあかん! それは起きるどころか永眠や!」